桜ヶ丘高校軽音楽部生活!!




「終了ー!! 各自よく歩いて汗を拭くように。休憩したら解散しなさい」


先生はそれだけ言うと体育科室に帰っていった。

うぅ〜……疲れた。


全身疲労困憊……ちょっと今は立ち上がれない。


「渥美くん大丈夫?」


「え?」

誰だろう……?


そう思って声がした方を向くと、なんとあの中野さんが僕を見ていた。


「う、うん。なんとか」


「辛かったら保健室行く?」

すごい心配してくれる……中野さん優しいなぁ。


「本当にありがとう。大丈夫大丈夫、このくらいなんてことないさ!」


僕は辛いことを隠して立ち上がってガッツポーズしてみる。

これは強がりじゃないわっ……男としての意地やねん、プライドやねん、根性やねぇえん!


「ぷっ……あはは」


僕のガッツポーズを見た中野さんは笑いを堪えられなくなったのか、笑いだしてしまった。


「な、何かおかしかったかな……?」


「ふふふ、うん。ちょっとだけ」

笑顔も可愛いなぁ……
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