チョコレートの弾丸で撃ち抜かれ。
電波で伝わる心地の良いメッゾ・ソプラノボイス
目の前で長い髪が揺れたような気がして
『・・・起きてた?』
「う、ん」
『・・・。』
「・・・。」
(ねえ、涙は乾いた?)
訊いていいのかも分からない質問が
心の中で一人、
エンドレスリピートされている
(・・・情けない)
そんな自分に落胆しながら、
更に更に
彼女のどんなに微かな声でも聞き取ろうと
全神経が耳に集中する