憧れの人は、バスの中
ガラっ
ギロ
ヒッ!!
(ドアの開く音)
(クラスの可憐以外がにらむ音)
(私が、驚く音)
「大丈夫だから」
蓮が小声で言ってくれた。
うん。私は大丈夫だよね…
席に着くと、可憐が私のところに来てくれた。
蓮は、もうナルシスト女を中心に机の周りを取り込んでいる。
「美穂、王子と一緒にいてどうしたの?」
「……うー」
ここじゃ、言いずらいなぁ
「屋上行く?」
「うん」
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