お隣さま ~放課後のアイツと恋の距離~


ふり返ると。いつになく力んだ表情のアキが、そこにいた。


何が起きたのかわからず絶句するあたしは、きっとマヌケな顔をしていたと思う。


アキの視線は、自分より背の高い桃を一直線に見上げて。


そして右手は、あたしの腕をしっかりとつかんでいる。



奇妙な沈黙の中、桃が目をパチクリさせてたずねた。



「それは別にいいけど、でもアッキー、今日は入院だろ? どうやって送ってくんだ?」


「あ……」

< 442 / 688 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop