友達と親友と俺
俺は、一つ一つ丁寧に山田さんに教えていった。
そして、今は最後の場所の案内も終わり後昼休みも残り10分に迫っていたので、2人で自分たちの教室へと戻っていた。
しかし俺は、今あのことで頭がいっぱいになっていた。
それは…、
えり「あの、せっかくの昼休みに私のために付き合わせちゃってごめんね。」
健太「いやいや、全然いいよ。」
ヤバい…、早く聞かなくちゃ…。
えり「それにしても、この学校結構広かったんだね。」
健太「へ~、ここって広いんだ!!俺、ずっとこの学校にいるから分からなかったな。」
早く話題をかえて、聞かなくちゃ…。チャンスは今しかない…。
健太「ところでさ、あの~…。」
えり「ん!?なに??」
健太「あの~…、えっとさ~、…部活なに入ってたの??」
うわ~、なんで聞けないんだ~。自分が情けないよ…。本当に…。