君がスキ・・・
恋の予感






12月24日 クリスマスイブ


街も人もみ-んなクリスマス一色になる日…


私は昔からこの日が大好きだった。


クリスマスの雰囲気が好き…


24日になると皆自然に笑顔がこぼれてる。


『クリスマスはねサンタさんが世界中の人に


笑顔をプレゼントする日なのよ』


お母さんはいっつも私にそう言ってくれていた。


例え私が泣いていても


『笑わなきゃだめよ!!』って言ってくれた


でもねお母さん…今日は笑えそうに無いよ


だって一緒に過ごす人も居ない私はバイトを


ギュウギュウにつめてしまったから…


「愛美ちゃ-ん!!早くこれ運んで」


「は-い」


もうやだ…こんなに入れなきゃ良かった…


はあ…みんな楽しそうでいいなあ


クリスマスと言うこともあってかお店の中も


クリスマス曲がかかってるし来るお客さんも


カップルばっか…


はあ…テンションさがるなあ…


そんな事を思っているときだった。


ガッシャ-ン∑


店内で大きな音が鳴った。


それに続くように怒鳴り声が聞こえた。



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