あなたの瞳

卓斗の瞳










「元気でね!」

そう言って、私と卓斗と光は、優姫達と別れた。



『優姫達』というのは、優姫と………新。

やはり、優姫は成長したな。
私はそう感心した。
優姫は決めた。




これから先を、新と歩んでいくことを。






『もう立ち止まらない。それが、今私に出来る精一杯。』
優姫はそう言って、笑った。

悩んだはず。
だって優姫は徹平君のことを想っていた。


でも、新は優姫にとってやっぱり『特別』で。

優姫は、『新に会った瞬間、何があっても、何を犠牲にしても、もう離れたくないと思った。』そう、私達にはっきりと言った。
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