あなたの瞳

幼馴染み―卓斗

卓斗の家の前に辿り着く。

卓斗の部屋は知ってる。
明かりはついてる。
………小石を窓に当てる。
何度か繰り返すと、窓から卓斗が顔をだした。



私をみてびっくりして、すぐに姿を消す卓斗。





ガチャッ!
「直!?どうしたんだ、こんな時間に。危ないだろ?」

「たく……。あら、………たが。」
「新がどうした!?なぁ、直。泣いてちゃわからない。」




卓斗………私のそばにいて。
今だけでも。
心の中にはまだ優姫がいて、優姫が一番大事だとしても。



―卓斗は、卓斗だけは直のそばを離れない。

そう言って安心させて?





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