あなたの瞳
「なぁに?どうしたのよ?」

うなだれていた女の子に声を掛ける子。

「卓斗君がぁ………。」

『卓斗』の名を聞いて、反応しないわけにはいられない。

私は会話に耳を傾ける。

「卓斗君………って片山卓斗?あんたが好きな。」

こんなことは珍しいことではない。
卓斗はめちゃくちゃモテるから。


「うん、そう。………あのね、卓斗君、彼女いるんだって!」






………え?



「え、マジ!?本人から聞いたの?」

もう一人の子が私の代わりのように質問する。

「違うけど、卓斗君誰に告白されても『俺には大好きな子がいるから』って断るんだって!同じクラスの女の子とよく一緒にいるらしいし、その子が彼女だって噂。」
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