あなたの瞳
優姫が新と付き合っている時だって、卓斗は隠れて苦しんでた。

その瞳に優姫をうつすことが悪いことの様に、必死に瞳を逸して、新に嫉妬して当然なのに、変わらず接して、優姫と新の背中を押してた。





私は全部みてた。
知っていたの………。
だから私は卓斗を抱き締めた。
『卓斗、ムリしないで。独りで苦しまないで。』って。
卓斗は、『直、ありがとう。でも平気だよ。』って笑うの。



そんなあなたが、愛しいの。
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