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だんだん声のトーンが上がっていき、明衣は何だか嫌な予感がする、と漠然と思っていた。

案の定、アリスとその隣に居た部員はくるりとこちらに顔を向け、二人仲良く言った。


「ねぇ、私達もその人に会いたい!」

「あわよくば勧誘して部員にしちゃおう!」

「それが目的でしょ!?」


ダンス部員は目をキラキラ輝かせ、思わずツッコまずには居られなかった明衣の手を握る。

明衣は後退りながら二人を見やるが、手を思いの外強い力で握られているため、距離を離すことは出来なかった。


「とりあえず、捜索は振り出しね。もう1回部室に戻って、作戦を考えなくちゃ…」


美少女捜索隊に、新たに二人のダンス部員が加わったのだった。







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