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ざわっ、と部員の中に戦慄が走る。
大会を三日後に控えているのに、主要メンバーが欠けるという事態。
アリスを含め、この大会が最後の大会になるという部員も要るのだ。
しん、と空気が張り詰める。
「……アリス先輩…悔しいけど、紗佳(すずか)先輩が出れないんだったら…」
「……………」
近くに居たダンス部員が沈痛な表情でアリスに声をかける。
紗佳、というのは出席停止になった部員のことだろう。
アリスは首を横に振る。
「嫌よ。棄権なんかしない。今回紗佳が出れなくても…地区大会で優勝して県大会…全国に行けば、紗佳だって出られるわ」
「そう、ですけど…」
「私は諦めない。絶対に紗佳を全国に連れて行く!」
ぐっ、と携帯電話を握り締め、アリスは決意を力強く述べる。
そのとき、恐る恐る五月女が口を開いた。
「でも、その…紗佳さんの穴はどうやって埋めるの?」
アリスは考え込む。
そこに、未だに美少女研究部の写真が巡の手にあるのを見て、頷いた。
「……仕方無いわ」