a☆u★c-G2-!
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「うわぁ!すっげェ!リアルに事務所みたいじゃないッスか!」
「うん。まぁね。わかったから座って……」
部室に飛び込むなり興奮気味に辺りを見回す巡に、明衣は珍しくたじたじと控えめに声を掛ける。
巡は無遠慮に室内を歩き回り、明衣に促されてソファーに腰を落ち着かせた。
「他の皆さんはいつ頃来るんスか?」
「そろそろ来ると思うよ。何か飲む?」
そわそわと落ち着かない巡。明衣はどうにかして彼女と打ち解けようと、戸棚を漁って飲み物を用意する。
その様子を見て、巡は再び浮き浮きと声を上げた。
「飲み物もあるんスか!?いただきまっす♪」
巡は温かい緑茶を受け取り、ニコニコと笑う。人当たりが良く、親しみやすい人柄に、明衣の緊張も少し解れてきた。
見た目はウェーブを掛けた茶髪に、五色に塗り分けた爪、新入生にもかかわらず伸び切ったリボン、短いスカートとかなりギャルっぽい感じだが、性格は素直で話しやすい。
巡とはうまくやっていけそうだな、と明衣は思いながら、緑茶を一口すすった。