ベンニ
「黒にしてしまえば?」



ウ゛ォルフィがさりげなく言った。



ベンニはそれには答えず、立上がり歩き出した。


「帰る。」



ウ゛ォルフィは去って行くベンニの後ろ姿をぼんやりと眺めていた、うっすらと笑みを浮かべて。
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