後ろ姿

辞めないで!

私は総くんとの話を終えて教室に帰ろうとしていた。
校長室の前で、先生と校長先生の話し声が聞こえてきて、私はそっと耳を澄ましていた。

「学校を辞めさせてください」
「っ!」

そんな・・・。
どうして・・・。

ガチャ

先生だ。隠れなきゃ!
私はとっさに隠れた。
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