【完】愛しい君は
「で、どうした?」
「あ、うん‥。」
優太の部屋に通されたあたしは
いつも座る椅子に座る。
そして優太はベッド。
これは昔から変わらないあたし達の位置。
「あたしっ、」
“あたし、優太が好き!“
そう言いかけた時、
「なに、今からデート?」
「え‥?」
デート、って‥なに?
「今日やけに気合い入ってんじゃん。」
そう言って微笑む優太。
ねぇ、それ本気で言ってるの?
優太の為にオシャレしたんだよ。
全部優太の為だよ。
言いたかったのに、声がでなかった。