『K』
PM17:00
今日わ店の出勤前にアミと服を買いに行く約束をしていた。

ピピピー♪
[着信 あみ]

『私もう着いてるんだけど~』

『ごめん!あと5分で着くからぁ』

『はいよ!ぢゃあ駅ビルの前で待ってんね!』

ちょっと早足でアミの所へ向かう。

『アミ~ごめん!』

『よし♪買い物するべ♪』

うちらは月に何度か一緒に買い物をする。
それがやっぱり女の子なんだなぁ~♪って思う。

『まゆ~♪このワンピ超かわいくない?』

『超かわいいぢゃん♪』

『ぢゃあ決まり~(笑)』

『私も色違いで買っちゃおうかなぁ(笑)』

『えっ?オソロとか無理だから(笑)』

『い~ぢゃん♪決まり♪(笑)』

出勤までの短い時間うちらは充実しながら買い物していた。

『やばっもう出勤時間近いわ!マユ!行くよ~』

『本当だぁ!』
二人で店をでて駅に向かい歩いていた。

その時だった。。

『あっ、マユ!優太だよね?あそこ!』

(えっ。。どこ?)

『。。。優太、隣の女の子誰だろう。。』
私達と同じくらいの女の子が優太と手を繋いで歩いている。

『ね?優太って彼女いるの?』

アミの声など聞こえないくらい私の頭は真っ白になっていた。。

(。。うそでしょ?隣の女の子。。彼女なの?)

優太と彼女らしき二人、楽しそうに手を繋いで歩いている。
手にはスーパーの袋。

優太が彼女のバックまで持ってあげてる。。。
二人はまるで恋人みたい。

『アミ。。行こうっ。。』
私は優太を見ないようにアミの手をひっぱり店とは逆に歩いて行った。。
もしこれが現実なら。。悲しくて
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