『K』
『さぁ~仕事仕事!アミ!今日も飲むよぉ♪』

私は開き直り仕事に集中した。

今日はアミの彼氏が来ている。私も同じテーブルに着いた。

『ね~まゆね今恋してんだよぉ♪』

アミが彼に話す。

『おう!どんな奴なんだよ?』

『いや!恋なんてしてませんから!』

『嘘つかないの~♪あのね、最近店によく来てたお客さんなんだよぉ♪』

『おぉ~アミと同じかぁ!俺よりもイイ男なのかぁ?(笑)』

アミの彼氏は12歳も年上の32歳。
最初はずっとアミを指名して店に通ってたんだけどアミは興味なかった。
ただいつもお金を使ってくれるイイお客さんだったからアミは繋ぎとめるために体の関係もしていた。
まぁそのうちアミも好きになったから結果よかったんだと思う。
付き合った今も前と変わらず毎日指名してはお金を使ってくれた。

『ね~まゆ今日超飲みたい気分だからたくさん飲むからね♪(笑)』

『お~飲め♪』

『あははぁ!やっぱりまゆ無理しちゃってる~♪』

それから三人で何本シャンパン空けただろう。。
すごい気持ちがいい。。 『まゆ!指名入ったからあっちのテーブルお願いします』
『。。。え~誰?せっかく気持ちよくなってきたのに。。』

『最近よく来てくれてる男の人だよ!ほら!友達三人で!』
(。。。えっ、優太!?まずい。。メールシカトしてるし、気まずい)

『あっ!優太くんぢゃん!あれだよ、マユの恋の相手♪』

『お~あいつに恋してんのかぁ(笑)』

アミと彼氏が私の話しで盛り上がっている。

(はぁ。。変な態度とらないようにいつもみたく接しなきゃ!!)

私はアミの彼氏のテーブルを離れ優太の席に向かう。
『あっ、いらっしゃい♪優太ぢゃん♪』

いつものように優太に話しかける。

『お~う!最近忙しいの?メールシカトされてるしよぉ~』
(ソッコーその話しかよ。。。)

『うん!ちょっと最近風邪引いちゃったぽくて具合い悪くてさぁ。。もう大丈夫だけどね!』

バレバレな嘘をついた。
『まぢで?大丈夫?なんだよぉ~俺に言ってくれたらお見舞い行ったのによぉ(笑)』
『全然大丈夫ですからぁ~優太が来たら余計具合い悪くなるし(笑)』
『相変わらず冷たいね~(笑)』

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