先生と生徒の恋物語
高校入学
あれは、桜が満開の、よく晴れた日。

りおは見事推薦入試で高校に合格した。
合格発表を見に行った、りおとその母は、番号が書いてあるボードを見つめ、りおの番号を見つけた瞬間とびはねた。

「ほんとに良かったね!」

高倍率で、不合格を覚悟していたからか、りおの母は嬉し涙を流していた。

自分より合格を泣いて嬉しがってくれた母に、りおも泣きそうになった。
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