切ない純愛崩れ
朝から気分が悪かった私は、一時間目の授業が始まってすぐにメールを送った。
受信者はバイブレーションに反応し、すぐポッケに手を突っ込んだ。
そして、先生の様子を窺い安全を確認した上で、メールを読みはじめた。
前に垂れた首の感じとか、授業中ということを配慮した慎重さとか――大好きだ。
私は大塚が好き、彼の彼女になりたい。
『コイツは止めとけば』、保守的な大塚ならそう言ってくれると思ったから――これは計算小悪魔な里緒菜チャンによる駆け引き。
違う、純愛だから愛を確認しようとしているだけ。