心友。~友達の彼氏をスキになった。~
「悟はその子と手を繋いで一緒に帰るねん。隣を歩くその子を見詰めて、優しい顔をして笑いかける」
「……」
「私、そんなん見るの……無理やもん」
微かな…吐息のような声で藍は言った。
「え?」
「諦めようと思ったし、逃げ出したりもしたんやけど…
ゴメン、どうしてもどうしても…悟のことが好きになってしまうねん」
目にいっぱい涙を溜めて、藍が悟を見上げた。
悟の顔がみるみる紅潮していく。
「マジで…言ってる?」
藍が小さく頷いた。