心友。~友達の彼氏をスキになった。~
「悟のことを考えると、胸が苦しくなって…泣けてくるねん」
「あ…藍はいつも目も合わせてくれへんし、俺はてっきり嫌われてるんかと思ってて…」
「あほ…。私が悟を嫌いになる訳ないやん」
涙を残して藍がふんわり笑った。
「……」
次の瞬間 悟はさっと横を向き、ポロシャツの裾をめくって顔をゴシッとやる。
「暑っ…」
それからもう一度、彼は藍を真っ直ぐに見た。
「俺は藍が大好きやから」
「え?」
「可愛くて…どっかにしまっておきたいくらいや」
「へ?」
「藍を誰にも触らせたくなくて、つーか他の男に見られるんも嫌で……困ってる」
自分で言って、悟は思わずフッと照れ笑いを漏らした。