もっと甘く・・・・
あたしは無理やり笑顔を作って了解した。


「こいつさ、俺の友達で名前が――-...」


「木梨 優・・・。颯太と同じクラス・・・・」



わわわ...何かぶっそうだし...



「彩芽、こんなやつだけど仲良くしたって!」



いや・・・颯太・・・「仲良くしたって」じゃないでしょ・・・!?


颯太、あたしが男の子苦手って忘れちゃったの・・・!?



「つか珍しいな。優から女子に挨拶するなんて。」


「え?い、いや、そんなことない・・・・」


「優いつも女に振り回されて嫌いとか・・・・え、あ、優って【女嫌い】だったよな!??」


「あぁ、追いかけられてうっとおしい・・・」



やぁああ!なによ・・・・


顔だけってやつですか。モテてモテて嫌いってやつですか。


つか一緒にすんなよ・・・・


不機嫌そうにしていたら



「彩芽、機嫌悪い?」


「そりゃあ、ご察しの通り?」


「え?俺なんかした!?」



颯太まじ鈍感ちゃん・・・



「男嫌いと女嫌いを一緒の席で相席させる?フツー。」


「え?え!?あ・・・あぁそうか・・・彩芽、男嫌いだったっけ・・・わりぃ・・・」


「まぁ、仕方ないけどさー」



暗い空気がただよう。

うっわー言い過ぎた?!
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