素直な君へ
梨夏ん家まで歩いて30分。
それまで音楽を聞きながら起きたばかりの重いからだで歩く。
……………
なんか…
誰か着いてくるような気がする。
私は勇気をもって振り返ると男が立っていた。
その男は肌が白く、背は176くらいだろうか。
髪が邪魔して目が見えていない。
そんな長い前髪で、前は見えているのだろうか。
その以前に私はこの人を知らない。なのに何故着いてくるのだろう。
それか私の勘違いかも知れない。
行き先が一緒だったり!……って私の行き先は梨夏ん家だからあり得ないか。
多分、方向が一緒なのだろう。
そう思いまた重いからだを使い歩きだした。
……………
私は不意に止まってみた。後ろの男が気になったから―。
そうすると思ったとうり、後ろの奇妙な男も止まった。
また歩くと歩きだし、私が止まると止まる。
そんな事が繰り返しにおこり、気持ち悪くなって走った。
私が走ったせいか、その男も走ってくる。
もう、まぢでキモい。