Vampire Love Story


それは雨が降っていた日。


勉強をしていて帰りが遅くなってしまった日のこと。


「遅くなっちゃった……。早く帰らなきゃ。」


そう言いながら少し早歩きをしていた。


そこにふと見ると人影があった。


「ん……?誰だろ……?」


その人は雨なのにもかかわらず、傘を差さずに立っていた。


少し気になって声をかけようと思って近づいた。


「あの……。そんなとこにいると風邪ひきますよ……。」


< 2 / 8 >

この作品をシェア

pagetop