Vampire Love Story
それは雨が降っていた日。
勉強をしていて帰りが遅くなってしまった日のこと。
「遅くなっちゃった……。早く帰らなきゃ。」
そう言いながら少し早歩きをしていた。
そこにふと見ると人影があった。
「ん……?誰だろ……?」
その人は雨なのにもかかわらず、傘を差さずに立っていた。
少し気になって声をかけようと思って近づいた。
「あの……。そんなとこにいると風邪ひきますよ……。」