龍馬、時々女子高生。
「男としての身体能力でしか出来ないって観点で。女の子じゃダンクキツいだろ?あと後者の意見としては、女の子を愛でるのは男の特権じゃないかな。」

「な、なるほどね。」

「俺は結論を焦る事は無いと思ってるよ。まだ判断材料が少な過ぎるからな。」

「…またやるって事?」

「おう。」

「めげないなぁ…。」

「で、次どっち?」

「何が?」

「道だよ。お前の家!」



…唐突過ぎてわからなかった。

もう家の近くまで来てたなんて。

話に夢中で気付かなかったなあ。


「ここら辺で降ろしてよ、悪いし。」

「話聞いてもらったし、ついでだから送るよ。」


あら、やさしー。


「じゃー、頼むね。次は右に曲がって2つ目の角を左。そのまま直進で行き止まりがウチ」

「おう」





キキキキッ


効きの悪そうなブレーキ音がする。

家の前でチャリは止まった。


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