オレの杞憂

「えー、違うよ。ただ相手がしゅんで良かったなってだけ。理由はなんかうまく言えないけどさー。さっきも言ったけど、安心感?みたいな、ね。」


『はいはい、どうも。』



ーーヤバい、嬉しすぎる。ーー


にやけが止まらずそっぽを向きながらも、これは片思い三年目突入を打破するラストチャンスなんじゃないか、と思った。
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