小悪魔メイドはエリート社長様専用
俺たちは端から端まで…泳いで水面に顔を上げる。


「……美古ちゃん…泳ぎ上手いな~」


「私…中学時代は水泳部だったの!関東大会にも出たコトあるのよ」
自慢げに俺の目の前にピースサインを作る美古ちゃん。


眼鏡を外して視界がぼやける俺は瞳を細めて彼女を見つめる。


「見えてない?」

「少し…ぼやけている…」

「……」


彼女は俺の思いっきり顔を近づける。


「……眼鏡のない透真もステキ……」


彼女の息が俺の頬にかかる。
少し近づけばキスも出来そうな至近距離。


彼女の濡れた唇が俺をそそる。


キスしたい…


俺は一瞬…思ったが…理性で抑えこむ。


「そろそろ…上がるぞ」


< 145 / 201 >

この作品をシェア

pagetop