小悪魔メイドはエリート社長様専用
美古ちゃんは瞳をキラキラさせて紙袋を覗き込む。


「このファンデの色いいな~この口紅の色もいい~」
一人で何だかウレシそうに美古ちゃんは紙袋を物色。


あの夜以来。
会えば…喧嘩ばかり繰返してた俺たち。



まともに会話出来たのは…久しぶりだった。



「全部やる…」


「マジ?サンキュ~透真」


「……一回りも違うお前に呼び捨てられなきゃいけないんだ?ちゃんとさん付けしろ!」


「私と透真の仲でしょ?」


「俺とお前は赤の他人だ…たくっ」
俺は美古ちゃんの作った水割りを口にする。









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