小悪魔メイドはエリート社長様専用

「……」


私は透真の部屋に連れ込まれた。


「お前はこれからもメイド服着ろ…」


「ええ~ッ!?…結婚したから400万チャラじゃないの?」


「俺がいつ…結婚したら400万チャラにすると言った?」


透真は腕を組んで私を詰るように見つめる。


「言われてないけど…私たち…家族でしょ?」


「確かに家族だが………」


透真は語尾を濁し…考え込んでしまった。

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