不思議な話
借金取りに見つからないようにそぅーと駆け足で逃げた。


背後から誰かが追っかけてくる気配を感じた。

すたすたたったった

と隆治の腕を誰かに捕まれて振り返ると借金取り。


やっぱり見つかったか。

「借りた物は返して貰わないとなぁ。」

隆治のジーズのポケットが膨れてるのをみて。


隆治のお尻に借金取りが手を入れて10万円を取った。


「今日は、これだけもらっていくから。」


と言って去った。


それから隆治は、へんな研究所に通い記憶を売って。


借金が無くなるまで返した。




その変わりに隆治は、記憶がなくホームレスになった。


「パパ」

と5歳ぐらいの可愛いらしい女の子が隆治に声をかけてる。

隆治は、誰だか分からない。


女の子の後ろで

「あなた。」

と綺麗な女性が話しかけてる。


隆治は、借金をして別居してた妻と娘だと気付かす。

不思議な目で2人を隆治は見てた。



「変わりましたね。
やっと3人で生活できますね。」

変わり果てた隆治を見ながら女性は、隆治にぎゅうと抱きしめた。
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