《完》オフィスでとびきりの夜を
今になってわかった、
瑞樹の思いやり。
だけど今さらどうしようもない。
あたしは不安にかられて、
そんな瑞樹の心を踏み
にじる言葉を散々
吐き出してしまった。
舌の根も乾かないうちに
謝ったって調子よすぎるし
……謝ったところで、彼を
傷つけた言葉はもう撤回
できない。
「オレはただ――これは
色んな意味でいい勉強に
なるし、チャンスだと
思ったから。
だから、やってみたかった。
莉央には心配かけるかも
しれないけど、でも大丈夫
だって。
オレと莉央の関係は何も
変わらないって、伝え
たかったんだけど――」
「瑞樹―――…!」
瑞樹があたしの気持ちも
わかったうえで言おうと
してくれてたなら。
それならもしかしたら、
その言葉は信じられたの
かもしれないね。
瑞樹の思いやり。
だけど今さらどうしようもない。
あたしは不安にかられて、
そんな瑞樹の心を踏み
にじる言葉を散々
吐き出してしまった。
舌の根も乾かないうちに
謝ったって調子よすぎるし
……謝ったところで、彼を
傷つけた言葉はもう撤回
できない。
「オレはただ――これは
色んな意味でいい勉強に
なるし、チャンスだと
思ったから。
だから、やってみたかった。
莉央には心配かけるかも
しれないけど、でも大丈夫
だって。
オレと莉央の関係は何も
変わらないって、伝え
たかったんだけど――」
「瑞樹―――…!」
瑞樹があたしの気持ちも
わかったうえで言おうと
してくれてたなら。
それならもしかしたら、
その言葉は信じられたの
かもしれないね。