Diary
「大矢さんも残業ですか?」
社交辞令で話しかけてみた。
「んー。俺はちょっと。」
何か用があったんだろう。
深く聞かずに帰り支度をするみな子。
「そういえば皆藤さんて、家どこら辺なの?」
「〇〇です。」
「近っ!俺隣の駅。」
少し驚いた。
そういえば朝たまに会うような…。
「この後暇?」
「…はぁ。まぁ。」
今日は金曜日だけど、遅くなるだろうから予定は入れてなかった。
しいて言えば溜まっていたDVD鑑賞でも一人でしようかと思っていたぐらいだ。
みな子はホラー以外なら映画は邦画も洋画も好きだった。父親の影響で。
「じゃぁ今から少し飲まない?皆藤さんとこらへんで行きたい店があったんだ。」