俺はお前だけの王子さま
「子供はね、お母さんに甘えて良いのよ。」


優しく続ける。


「それこそが、お母さんの幸せなんだから」



「お母さん…っ」


私はお母さんに抱きついた。


「うぅぅ…」


お母さんに抱っこされるなんて、小さい時以来…


お母さんは子供みたいに泣く私の頭を優しく撫でてくれた。


昔と変わらない
あったかくて柔らかい
大好きなお母さん。


「お母さん…ありがとう」



勇気も恥ずかしそうに
頬っぺたをかいていた。




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