俺はお前だけの王子さま
「失礼します」


一礼して朝の職員室の中に入ると珈琲の香りがした。


「おはようございます、桂先生…」


桂先生に挨拶すると、
バサッと新聞をたたんで私を見た。


「おぉ渡瀬か。おはよう。」


優しく微笑む桂先生。



そんな桂先生に、私は丁寧に頭を下げた。


すごく優しい先生。



だけど私は…

桂先生が少し苦手。



桂先生は一部の生徒に
すごく冷たい目をする。


そういうのは…好きじゃない。


冷たい目をされる人は
きっと悲しい気持ちになるはずだもん…




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