俺はお前だけの王子さま
ヒロキはにっこり笑う


「貧民と平民はこれから、大富豪の事を名前で呼ぶ事♪」


「え?平民も?」


「まぁまぁ、この際だから皆でいいじゃん♪せっかくだし俺ら名前で呼び合おうよ?」


爽やかに笑うヒロキ。


はぁ?

名前でなんか呼べるかよ。


「俺は夏木と渡瀬のままでいくし」


「はぁ?春馬ノリわりぃな~」


「ルールだと貧民だけ命令ききゃ良いんだろ?」

俺は関係ねぇ…


ヒロキは苦笑しながら
渡瀬と夏木を見た。



「じゃ~春馬はほっといて俺は
愛子ちゃんと加奈子ちゃんって呼ぶから」


ちゃんって…


「2人も俺の事はヒロキ君って呼ぶように♪」


受かれるヒロキを横目で見る。


まじで…あほだ。


てめーヒロキ君ってキャラかよ。


白ける俺をよそに
カードを素早くきるヒロキ。





2ゲーム目が始まった。




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