俺はお前だけの王子さま
「渡瀬さん…イケメンは嫌いなのかなぁ。」


屋上で飯を食いながら
アホな事を真剣に言うヒロキ。


でもまぁ確かに…

「なんか少し意外だったよな」


あんなにキッパリ断られたのは初めてだったし


少なくとも、
ヒロキの本性を知らずに
すぐ落ちるバカな女たちよりは賢く見えた。


ま、最後は折れたけど。


「明日やばいな~燃えそ。」


いやらしく笑うヒロキ。

さっきの渡瀬の前で見せてた
笑顔とは大違いだ。


「…お前、病気だな」


俺の言葉にヒロキは笑う。



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