俺はお前だけの王子さま
「愛子ちゃんに聞いていい?」
「ん?」
「もしもさ…」
「…うん?」
「もしも春馬がいなかったら…」
「え…?」
「もし春馬がいなかったら…
俺を好きになってた?」
「………」
少し真剣な顔をした水梨くんに
ドキリとした。
水梨くんの質問の真意がよく分からない。
だけど…
私は揃えた膝の上で
きゅ…と両手を握った。
「それは…関係ないかな。
王子くんと出会ってなくても…水梨くんは水梨くんで、きっと友達としてしか好きになってないと思う…」
「…………」
「ごめんね…」
申し訳なく謝る私に
水梨くんは優しい笑顔を見せた。
「そっか。じゃあマジで諦めなきゃな…」
「………」
水梨くんは
私から視線を反らすと
腕で膝を抱えて頭を下げた。
「ん?」
「もしもさ…」
「…うん?」
「もしも春馬がいなかったら…」
「え…?」
「もし春馬がいなかったら…
俺を好きになってた?」
「………」
少し真剣な顔をした水梨くんに
ドキリとした。
水梨くんの質問の真意がよく分からない。
だけど…
私は揃えた膝の上で
きゅ…と両手を握った。
「それは…関係ないかな。
王子くんと出会ってなくても…水梨くんは水梨くんで、きっと友達としてしか好きになってないと思う…」
「…………」
「ごめんね…」
申し訳なく謝る私に
水梨くんは優しい笑顔を見せた。
「そっか。じゃあマジで諦めなきゃな…」
「………」
水梨くんは
私から視線を反らすと
腕で膝を抱えて頭を下げた。