俺はお前だけの王子さま
私は王子くんからのメールを読み返す。


ご両親が帰国されたから…

それ関係の用事かな?



別に…

王子くんから返事が来なかったのは初めてじゃない。


それが王子くんの性格で
悪気がないのもわかってる。


少し寂しいけど大丈夫。


寂しくなると私はいつも
自分に言い聞かせるの。


気にして不安になるよりも、
王子くんを信じていたい。


信じられる自分でいたい。



だけど―…

なんでかな。


今日に限っては、なんだかわからないけど少し胸騒ぎがした。


私は今日の王子くんを思い出す


抱き寄せられた時
王子くんは一瞬何か言いかけた気がした。


言いかけて

ためらうように唇をかんだ王子くん


その様子に私は確かに不安になったのに


その後いろいろありすぎて
それを忘れていた。




何か言いにくい事なのかな…?




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