俺はお前だけの王子さま
ひさしぶり過ぎる王子くんの甘い感触に


「…ん……っ」


思わず漏れる自分の声すら、なんだか恥ずかしい。


私…どんな風に声だしてた?


わかんない

もう全然わかんない…


私は王子くんにされるがままに身を委ねた。


「…ん……ふ…」


私の反応にだんだんと激しくなる王子くん。


静かな部屋に私の声が漏れる。


体の奥がどんどん熱くなる。



キスだけで…

腰が抜けそうだ



王子くんは私の背中に手を回すとゆっくりとドレスのファスナーを下ろしていく。


そのままスルリと肩を脱がせると

ゆっくりと滑るように唇を這わせた。


「あ…だだ…だめ…っ」


私の制止も聞かず王子くんはそのまま胸元に唇を寄せた。


王子くんの長い指先が私のウエストに触れる。


「んあ…ッ////」


私はたまらず身を丸くしてしまった


もう…立ってられない…


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