ずっとずっと大好きな人
「か、か、かん」

「ん? 『間接』じゃなくて『直接』の方が良かった? 俺ならいつでもOKだけど?」



ブンブンブン

首を大きく左右に振った。



思わず、私は両手で自分の唇を隠した。

それを見て、剛がクスクスと笑った。



「やっぱ、おまえ、可愛いな」



うわー、止めて~、恥ずかしいよぉ!

顔が熱くなる。

さっき剛が指で触れた唇も、なんだか熱くなっている気がした。



急に剛の事を、異性として意識してしまった。

小説の中ではいろんなラブシーンも書いてるのに、私が今まで書いていたのは空想の世界なんだと実感してしまった。


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