ずっとずっと大好きな人
「ありがとう」

自然にそう言っていた。



「ん? おまえが『可愛い』って言われた位でお礼言うなんて、明日は雪でも降るんじゃねーのか?」



……前言撤回しようか……。



「昔から言うだろう? 『バカな子ほど可愛い』って」



本気で前言撤回してやる!



ムッとして剛を睨むと、剛はクスッと笑った。

そして、私から視線をそらし、肩を抱いていた手を離すと、その手で私の頭をポンポンと軽く叩いた。



「まっ、元気じゃないとおまえらしくないからな」



あっ!

剛……私が緊張してかたくなっているから、わざと怒らせるような事を言ったんだ。


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