ずっとずっと大好きな人

俺はその場でストローをさして、一口飲んだ。



そう言えば、愛子、いつも幸せそうな笑顔で飲んでたなぁ。

思い出して、クスッと笑った時。



「あっ」

背中越しに聞き慣れた声がした。



まさか。

振り返ると……愛子。



一瞬、目があったけどすぐに視線をそらして、愛子は自販機へ近付いて行った。



あっ、もしかして。

俺は自分の手に持っていた紙パックを見てから、もう一度愛子を見た。



やっぱり。

愛子は自販機の中から目的の物を見付けたけど、『あっ、売り切れだ』と小さく呟いた。



< 333 / 464 >

この作品をシェア

pagetop