ずっとずっと大好きな人
愛子が眉間にシワを寄せて言った。
「『妄想』じゃないもん。『創作』だもん……小説の設定考えてるだけでしょ」
「どっちだって一緒だろ?」
「一緒じゃないもん! ……サッカーの事しか頭にない『サッカーバカ』には分からないだろうけど」
カチン!
愛子がムッとして言った言葉で、俺もムッとした。
サッカーの事だけじゃねーよ!
おまえの事でも頭の中がいっぱいなんだよ!
……。
だったら俺って、『サッカーバカ』で『愛子バカ』……って事かよ。
急に頭の中が、冷静になってきた。
結局、俺って、愛子の事が昔と変わらずに……大好き、なんだなぁ。