ね、先生。
 
「・・・・・・・い!


 ・・・あ・・おい!


 ・・・・葵っ!!!!」



私の名前を呼ぶ声に、

体を揺さぶられる誰かの腕に、

私は目覚めた。



少しだけ記憶が飛んだ後、私の傍には先生の姿があった。



「・・せ・・・先生・・? ・・・私・・。」

「大丈夫かっ?!」


記憶を辿ってる間に、

部活の練習の疲れからか?一瞬私は寝ていたようだった・・・。



「何で・・、先生がココに・・・?」

「何でって、、帰ってこないからっ、葵が。」

「・・・探しに来てくれたの?」

「あぁ。 ・・・立てるか?」


先生は私の左腕を引っ張り、体を支えてくれようとしたが、


「・・・イタァ!!!」


私の右足は体重を支えきれず、激痛を走らせた。


「大丈夫・・・じゃぁなさそうだな・・。」


よろけた私の体を先生は支え、一度元の場所へと私の体を戻した。
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