ね、先生。
 
「今日も、放課後は部活?」

「うん。今日はテニス部かな~。」

「テニス部かぁ、、、。」


そう呟いた後、


「・・・・葵?」


神田先生は、私の名前を呼んだ。


「・・・ん?何?」

「・・・あ、いや、、何もない。」

「何?先生~。気になるよぉ。」


明らかに何かを言いたげな神田先生は、一度は言葉を隠すけど、


「・・・気をつけなさいね。」

「・・・え?」

「・・・渡部先生。以外にモテるみたいだから。」


そう私に忠告をする。



その忠告の後すぐ、


「あ~~~~!!神田先生!!」


里美が走って戻ってきた。



神田先生はニコっと里美に笑ってから、


「じゃぁ、行くわ、、。」


私達に小さく手を振って保健室の方へと向かっていった。
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