ね、先生。
やさしさと同情
数日後。

私と里美は中庭の掃除当番だった。



「よ~し。
 じゃぁ、私このゴミ焼却炉に捨ててくるわ。 葵は掃除道具片付けててくんない?」

「うんっ。」


里美にゴミ捨てをお願いして、私はほうき等を片付けようと持ち上げた。




「・・・よいしょっと、、。」


掃除道具を元の場所に戻し、里美と別れた場所に戻ろうとした時、


「あー、葵!今日は中庭掃除?」


私は、神田先生に声を掛けられた。


「あ、神田先生!うん。今日は中庭当番だったの。」

「そっかぁ。」

「うん。」


私が笑顔で返事をすると、神田先生も微笑んでくれた。
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