ね、先生。
先生は私の頭をポンポンと軽く叩いて、


「な。オレのこと、信じて・・・?」


そう言って、先生は食堂の隅にある売店の方へと歩いていった。

それから、

パンを買って食堂を出て行くのが見えた・・・。




里美が席へと学食を買ってから、やってくる。


「あれ?
 さっき渡部先生居なかった?」

「う、うん。。」

「今日さぁ、渡部先生の好きなから揚げ定食なんだけど~。 なんか、売店の方行ってなかった?」

「うん。。。」

「今日は食堂で食べる時間無いのかな?」

「・・・。」

「ま、いいや。食べよう。」


ここ最近、

食堂で、

この場所で3人で食べる事が当たり前になってた。


先生のいない昼食は、

里美とふたり 妙に静かに感じて

何か物足りない気が少しした・・・。
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