ね、先生。
 
「たださ、一つわかんねーんだよな。
 なんで、葵が生徒会が部費決める前に退部届けを出したかったのかが。
 ま。それが、、、真鍋の濁してた事に繋がるとは思うけど。」


固く口を閉ざした私に、


「で、葵。
 お前からは何も理由とか聞かされないし、やめる必要が無いと思ったから、俺はそのまま生徒会に行って、部費の決算をしてきた。」
 
こう告げた。



そして、


「な、矢部とは上手く仲良く出来なかったとしても、辞める必要は無いだろ?
 真鍋も反省してるし・・・。テニス続けろよ。」

「・・・でも・・。」


真っ直ぐに見つめて話す先生に、私の体の震えはすぐにバレた―。
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