ホットミルク

電話を切った有間は俺らに向かって言う。


「今から花音くるけど良いっしょ?」

「俺は、じゃぁ邪魔者だな。外でたばこ吸ってるわ。」


と言って
有間の兄貴はうすい扉を開け廊下に行った。
俺も続いて行こうとしたが、
有間に‘健也’と呼びとめられた。


「なんだよ」

だるそうに振り返ると、
有間は小さく笑った。


「優美ちゃんも来るって」




「えっ・・・」




ヤベっ・・・
聞き返してしまった。
俺もうOUT!!
こいつに夏梅の事好きだってばれたな((汗

っーか、なにずっとニヤニヤしてんだよ。
さっきから気持ち悪い連発してんぞ!


「嬉しい?」

「うっせー」

「素直になれよ」

「お前いつから気づいてたんだよ」

「うーん、花音と付き合う一週間前ぐらい」


はぁ?!
なんで分かるんだよ。
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